KTと新韓銀行が1月17日に資本及び業務提携を発表。両社は、AI、メタバース、NTF、ロボット、ビッグデータ等のデジタルプラットフォーム技術を基盤とした本格的未来金融DX事業協力でグローバル市場攻略に乗り出す。両社は昨年から協力を進めており、長期的協力関係強化のため、KTが新韓金融持ち株会社の株式2.08%に相当する4,375億ウォン分(約437億円)を取得。同時に新韓銀行が、NTTドコモが保有するKT株を同等規模で取得。これにより、新韓銀行のKTへの出資率は5.48%となる。
両社は今後、未来金融DX、プラットフォーム新事業を中心に23の共同事業を進める。未来金融DX分野では金融特化AIコンタクトセンターやビッグデータ活用零細事業者向け金融融合サービス開発等を進める。また、KTのメタバースプラットフォームに金融インフラを搭載し、両社のメタバースプラットフォームの流通ポイントを共同発行し、外部提携社のメタバースプラットフォームとも連携したポイント交換等の生活密着型サービス提供も構想中。同時に、KTが保有する商圏情報を連携し、差別化された不動産メタバースプラットフォーム構築も検討中。韓国では昨年から実生活や産業分野へのメタバース活用と関連サービス開発が国をあげて進められている。両社は今後の成長はグローバル競争力確保が必須としており、戦略的投資ファンドを設定し、国内外ベンチャーへの投資とコンサルティング協力も進める方針。
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