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ICTワールドニュース

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2021.12.03

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【中国】MIITが「第14次5か年計画における情報通信業界発展計画」を発表

「第14次5か年計画における情報通信業界発展計画」がこのほど正式に発表された。
新しいタイプのデジタルインフラの全面的な配備が計画されている。その中には5G・ギガビット光ファイバー網・IPv6・モバイルIoT・衛星通信網などの次世代通信インフラ、データセンター・人工知能・ブロックチェーンなどのデータ・計算処理基盤、および工業インターネット・自動車IoTを統一したインフラなどがある。

全体的な目標は、2025年までに、高速ユビキタス、相互接続の高度化、スマート環境保護、安全で信頼性の高い新しいデジタルインフラシステムの構築を基本的に完成させることで、具体的には、

第一に、通信ネットワークインフラが世界先進レベルを維持することを目指す。第14次5か年計画期間中に、世界最大規模のSA型5G網の構築を目指し、人口1万人あたり26基の5G基地局を目標とし、都市と郷鎮を全域カバーし、行政村(末端の行政単位)を概ねカバーし、重要な利用シーンでのエリアカバーを強化し、行政村での5Gアクセス率は80%の達成を見込む。ギガビット光ファイバー網のカバレッジを継続的に拡大し、都市や重点郷鎮における10G-PON機器の大規模配置を推進し、10G-PONおよびそれ以上のポート数の1,200万到達を目指す。アプリケーションや端末のIPv6アップグレード・改造を加速させ、IPv6ユーザ規模とサービストラフィックを2倍に拡大させ、モバイルネットワークにおけるIPv6トラフィックの比率は70%の達成を見込む。国際インターネットのアクセス帯域の拡大を加速し、国際情報通信サービスの質を継続的に高め、2025年までに毎秒48テラビットの達成を目指す。

第二に、データ・演算設備のサービス機能を大幅に高める。データセンターの処理能力は、毎秒300兆回の浮動小数点演算の達成を見込む。人工知能やブロックチェーンなど設備サービス機能を大幅に高める。

第三に、インフラを統合化し、更なる進展を実現する。各地域、業界をカバーする高品質の工業インターネット網の構築を基本的に完成させ、一連の「5G+工業インターネット」のモデルケースを構築する。

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