[HTML]
H1

ICTワールドニュース

コンテンツ

研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2021.11.16

  • ICTワールドニュース
  • ブラジル

【ブラジル】5G周波数オークション、472億BRLで完了も26GHz帯に売れ残り

【ブラジル:政策】5G周波数オークション、472億BRLで完了も26GHz帯に売れ残り
 
ブラジル史上最大規模の周波数オークションとなる5G周波数オークションが11月4日に開始され、翌5日に完了した。電気通信庁(ANATEL)は今回のオークションで最低入札価格を合計106億BRL(約2,181億円)と設定し、入札全体の推定価格は497億BRLとしていたが、最終的には472億BRLと同国で2番目に高額なオークション収益となった。

オークションの対象となったのは700MHz帯、2.3GHz帯、3.5GHz帯、26GHz帯で、既存通信事業者5社(Vivo、Claro、TIM、Algar Telecom、Sercomtel)と新規参入事業者6社(Winity II Telecom、Brisanet、Fly Link等)がそれぞれ20年間有効の事業免許を獲得した。ただし、26GHz帯ではビジネスモデルの不確実性から売れ残りが生じた。売れ残ったロットについては改めて周波数オークションが実施される見込みである。

なお、主要通信事業者はネットワークの大部分で華為技術(HUAWEI)製機器を利用しており、同社製品が禁止された場合、消費者に転嫁されるコストは数十億ドル増加すると推計されている。このため政府は華為が事実上排除される政府機関専用ネットワークを別途構築するとしている。