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ICTワールドニュース

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2021.11.04

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  • 中国

【中国】北京で本格的に無人自動運転の公道試験が始まる

10月16日に開催された北京亦庄イノベーション発表会で、北京市スマートコネクティッドカー政策先行エリアの無人自動運転試験利用が正式に開放された。百度(Baidu)、小馬智行(Pony.ai)の2社に北京市スマートコネクティッドカー政策先行エリアの無人自動運転道路試験通知書が授与された。現在、北京経済技術開発区には100キロ以上の道路が無人自動運転試験区間となっており、企業が道路試験を行う際には、朝夕のラッシュ時間帯を避け、車体に無人自動運転試験の標識を目立つように掲示することを規定している。

今回の発表は、政策先行エリアが国内で初めて無人自動運転配送車の走行を許可し、高速道路の試験運転を開放したことに続く革新的な管理政策となっている。細則は「車両単独の機能」と「遠隔操作」に対して、閉鎖されたテストコース試験とネットワークセキュリティ試験の二重検証システムを構築、無人自動運転道路の試験中のネットワーク接続ルートとデータの伝送セキュリティを重点的に強調し、同時に企業が遠隔操作プラットフォームを構築しテスト車両間とのネットワークセキュリティ接続機能を備えることを要求している。

早期の完全な無人自動運転に向け、細則では「助手席有人」「後席有人」「遠隔操作」の3段階で試験を実施。現在のODD(設計運行エリア)の範囲については、デモエリア内の多様な交通状況で交通量が比較的少ない区間を最初のテストエリアとして選んでオンラインでの監督管理とオフラインでの現場の定期検査を実施する、監視体制を構築。申請主体の資料の審査、試験車両管理と違法処理の三つ面からの試験の全過程のコントロールを実施し、企業の段階的な試験状況に対して審査評価を展開する。

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