韓国で今年から新たに導入されるローカル5G制度の申請受付が開始された。科学技術情報通信部は10月28日から随時で5G特化網(ローカル5G)参入申請を受け付ける。ローカル5G用として4.7GHz(100MHz幅)/28GHz帯(600MHz幅)が割り当てられる。申請受付から1か月以内に審査を経て周波数割当てが行われる。中小企業の負担を減らすために申請時の提出書類は従来の半分水準に減らされた。さらに、新規参入企業が手軽に各種支援を受けられる5G特化網支援センターも開設されている。また、基幹通信事業ではなく、自社業務用途の自営網としてローカル5Gを構築する場合は、割り当て手続き無しで一般の無煙局開設許可手続きで済む。
今回科学技術情報通信部ホームページで公示された5G特化網周波数割当て計画には割当対象帯域幅や申請者の範囲、割当条件等が記載されている。韓国では世界に先駆けて5Gを商用化したが、28GHz帯活用とBtoB分野5Gの早期本格化が課題となっている。ローカル5G導入で28GHz帯有効活用とBtoB分野5G活性化につながるか、今後が注目される。
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