6Gでの標準化主導権確保を視野に入れ、通信キャリアやメーカー、政府のグローバル連携が活発化している。韓国でも2019年から官民のグローバル連携がまず欧州、米国と拡大している。こうした中で6G開発を視野に入れた初の日韓連携として総合通信キャリアLG U+とKDDIが7月15日に戦略提携分野拡大を発表。両社は2015年から幅広い分野での協力を進めているが、今回、5G新産業発掘及び6G協力等で戦略提携した。5Gでは協力範囲をさらに拡大する方針。技術協力に加え、固定・移動ビジネスの革新的アイディアを共有し事業化に向けた協力を進める。6Gでは技術開発に加え、今後の国際標準化でも両社は共同歩調をとる。今後両社は他国の通信キャリアとの協業関係を拡大するなどグローバル協力を強化する方針。日韓両国はこの10年間、政治・外交局面では関係悪化の一途であったためICT分野の政府間の連携は全く進まなかった。韓国は来年3月に大統領選が行われる。新政権で日韓関係改善が模索されればICT分野での政府間協力も進むことが期待される。
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