デジタル・文化・メディア・スポーツ省（DCMS）は、6月10日、バイデン米大統領とジョンソン英首相が、科学技術に関する関係を深め、同分野における戦略的協力を強化する「新大西洋憲章」に合意したことを発表した。米英関係の強化、雇用創出、市民の安全向上のために、科学技術の提携を発展させる。同提携は、重要なサプライチェーン、バッテリー技術、AIを含む新興技術の強靭性とセキュリティなどの分野での協力を強化し、データのアクセシビリティを改善して、経済成長、公共安全、科学技術の進歩をサポートする。これにより、両国は、量子技術や6Gなどの未来の技術、デジタル技術標準に関する協力を強化する（注：発表された新大西洋憲章と共同声明には6Gという用語は出てこないが、報道発表文書には記載がある）。両国はまた、世界クラスの研究を促進し、技術とデジタル経済を支配する規則、規範、基準に影響を与えることを支援するために、科学技術に関する協力を拡大し続けることを約束した。また、首相の科学技術諮問委員会、大統領科学技術諮問委員会（PCAST）間のより緊密な連携等からそれぞれの専門知識を結集して、癌、パンデミックへの備え、抗菌薬体制、気候変動といったグローバルな課題に取り組むことを望むとした。
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