今年末からの自動車運転免許スマホ搭載（モバイル運転免許）本格導入を目指す韓国では、二段階に分けて2022年までにサービスの全国拡大を進める。行政安全部と警察庁は、年内にモバイル運転免許本格化に向けて、5月6日にプロジェクト発注を発表。このプロジェクトは政府がまとめたデジタル政府革新推進計画（2019年10月）と、デジタルニューディール事業（2020年7月）の一環として行われる。現在は用途が限定されたバージョンで、通信キャリア共通の認証アプリを通じて、昨年6月から試験的なサービスが提供されている。
第一段階として2021年末に試験地域対象にモバイル運転免許の安全性を検証した後、第二段階目の2022年に全国拡大と同時に国家功労者証等の身分証スマホ搭載の範囲を拡大する計画。モバイル運転免許はオフラインとオンラインの全てで利用が可能な統合型身分証となる。今後はモバイル運転免許導入に際し、官民の有識者によるワーキンググループを立ち上げてモバイル身分証のセキュリティ強化対策、活用促進、官民協力等について議論を進める計画。
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