SKテレコムは中間持ち株会社を新設する形の組織再編計画を4月14日に発表。人的分割を通じてICT投資専門会社とAI・デジタル会社の二系統に会社を分離する。半導体とNew ICT事業（メディア、セキュリティ、コマース等）を拡張し、株主に通信事業と新成長事業に対する投資選択権を提供する。半導体のSKハイニクスを除いたNew ICT事業は2020年の社の全体営業利益の24%を占めるほどに急成長した。
存続会社となるAI & Digital Infraカンパニーには固定通信のSKブロードバンド等を子会社に置き、AIとデジタル新産業（クラウドやデータセンター、サブスクサービス等）拡大を図る。新設のICT投資専門会社は、国内外半導体関連企業に積極投資する。同時にNew ICT分野子会社のIPOを積極的に進めて子会社の企業価値向上を目指す。なお、SKテレコムは一部で噂される、新設会社とグループ親会社のSK（株）との合併計画はきっぱり否定。今後は理事会、株主総会での議決を経て年内に企業分割を完了する計画。同時に新会社の名称も準備する。
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