ネットサービス事業者大手のテンセントは3月24日、2020年業績を発表した。総売上高は28%増の4,820億6,400万元(約8兆375億円)で、純利益は前年比71%増の1,598億4,700万元であった。事業別の売上高では、SNSのWeChatやオンラインゲームなどの付加価値サービスは32%増の2,642億1,200万元、モバイル決済のWeChat PayなどのFinTechサービスは26%増の1,280億8,600万元で、インターネット広告は20%増の822億7,100万元であった。2020年末時点のWeChatの月間アクティブ・ユーザ数は前年末比5.2%増の12億2,500万で、インスタントメッセンジャーQQの月間アクティブ・ユーザ数は8.1%減の5億9,490万であった。
WeChatミニアプリとして提供された新型コロナウイルス感染症対策の健康コードは400 以上の都市において、累計で240億回以上利用されている。また、2020年末現在、8,000を超えるパートナー企業と共同で、医療や教育、工業など20以上の業界向けに約300種類のソリューションを開発し、既に30万の企業に導入され、一大収入源となりつつある。
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