英国のテクノロジー分野の業界団体techUKは、2020年12月18日、政府のオンライン上の違法有害情報ホワイトペーパーに対する最終見解に対してコメントを発表した。コメントでは、オンラインプラットフォームの差異を踏まえた規制内容としていること、金融被害（financial harms）やローリスクのサービスを規制対象から除外していること、システムやプロセスに焦点を当てていることは支持できるとし、児童の保護強化も評価できるとしている。一方で、対象となる17万5,000のテック企業にとって、この枠組がどのようにワークするのか、さらなる明確化が必要とし、規制の対象となる「合法・有害コンテンツ」の定義、企業のサービス分類の扱い、私的通信の扱い、対象企業が導入すべき利用可能な技術的ツールとは何か、罰金の重さや経営幹部への刑事罰について、今後、政府は利害関係者等と議論していく必要があるとしている。
注：英国政府は、2021年に、オンライン安全法案（Online Safety Bill）を提出する見込み。
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