ベライゾンとアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、9月22日、アトランタ、ニューヨーク、ワシントンDCでベライゾンの「5G Edge」を導入したことを発表した。両社は、2020年内に10都市で5Gエッジ・コンピューティング・プラットフォームを導入することを計画しており、既に8月には、ボストン、サンフランシスコ・ベイエリアで同プラットフォームを導入、今後5都市を追加する予定である。
同プラットフォームは、ベライゾンの「5G Edge」に対して、AWSの「Wavelength」によりコンピューティング、ストレージング機能を組み込むもので、データの伝送距離を縮めることが可能である。5G Edge とWavelengthが可能にする超低遅延により、ゲーム・ストリーミング、ライブイベントの会場体験等のインタラクティブで没入型体験の他、リアルタイム分析が必要な金融サービス・アプリケーションの提供も可能となる。なお、同プラットフォームのテストには、4Kライブ放送の5G配信をテストするZixiや、ライブ8K超高精細ビデオをスポーツやコンサートの観客にストリーミングし様々なカメラビューを選択できる方法をテストするYBVR、ビデオとAIを使用し歩行者の動きを検出、混雑状態における待機時間等をリアルタイムで算出する方法をテストしているCrowdVisionなどが取り組んでいる。
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