総合通信キャリアLG U+主導で6か国7社が5Gコンテンツ連合の「XRアライアンス」を9月1日に立ち上げた。参加企業はクアルコム、ベルカナダ、KDDI、中国電信等で、初代議長会社はLG U+が務める。XRとはVR/MR/ARと新技術を合わせた概念。アライアンスでは投資効率や技術完成度の向上を目指し、究極的にはコンテンツ制作の参入障壁を引き下げ、良質なコンテンツの収益性を改善する好循環環境を創り出す考え。アライアンスが制作・提供するコンテンツは定期会合で選定する。会員企業が毎月投資を実行するか事前著作権(Pre-licensing)を確保するコンテンツを決定すればパートナー社が制作に着手する方式。最初のプロジェクトは国際宇宙ステーションISSで撮影されたコンテンツのVR化。
LG U+は2020年を5Gコンテンツ輸出元年と位置付け、5Gコンテンツラインナップ拡大にとどまらず、AR等のコンテンツ制作環境インフラ整備や世界初の一般向けARグラス発売など特徴的な取り組みをしている。このような取り組みが奏功し、KDDIをはじめ、東アジア圏の通信キャリアへの5Gコンテンツ輸出実績を着々と伸ばしている。一番最近では、8月末にKDDIへの5G対応AR教育コンテンツ輸出契約を発表している。
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