オープン・ネットワーキング・ファウンデーション(ONF)は、8月25日、モバイル4G/5G無線アクセス・ネットワーク(RAN)を展開するためのオープンソース・ソフトウェア・プラットフォームやマルチベンダー・ソリューションを開発するソフトウエア定義RAN(SD-RAN)プロジェクトの発足を発表した。SD-RANプロジェクトの狙いと目標は、O-RANアライアンス、O-RANソフトウェア・コミュニティやフェイスブックのTIPオープンRANプロジェクト・グループ内で行われる作業など、業界全体のさまざまな取組みを補完することにある。創設メンバーには、AT&T、チャイナモバイル、チャイナユニコム、ドイツテレコム、フェイスブック、グーグル、インテル、NTT、ラディシス、サーコム等が名を連ねている。新プロジェクトでは、大手電気通信事業者やテクノロジー企業・団体の支援を受け、オープンソースでO-RANアーキテクチャとの互換性を確保した「Near Real-Time RAN Intelligent Controller(nRT-RIC)」の開発に取り組む。プロジェクトの中心は、「μONOS-RIC」と呼ばれる、リアルタイムに近いオープンソースのRICの開発にある。
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