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ICTワールドニュース

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2020.08.25

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  • 米国

【米国】ポンペオ国務長官、米国データや知財を中国等から守る新たな取組み発表

マイク・ポンペオ国務長官は、8月5日、中国共産党といった悪意ある行為者による侵略的な侵入から米国市民のプライバシーや米国企業の最もセンシティブな情報を保護するためのトランプ政権の包括的なアプローチとなる「クリーン・ネットワーク」プログラムを公表。米国の重要電気通信インフラ及び重要テクノロジー・インフラを保護する五つの新たな取組みを開始するとした。これらは、国際的に受け入れられているデジタル・トラスト標準に基づき、海外の米国外交施設や米国内での5Gネットワーク上でやり取りされるデータを安全化するために4月29日に公表された「5Gクリーン・パス(5G CleanPath)」イニシアチブの上に構築されたもの。クリーン・ネットワークの取組みは、次のとおり。

1)クリーン・キャリア:信頼できない中国電気通信事業者が米国の電気通信ネットワークにアクセスできないようにする
2)クリーン・ストア:信頼できない中国製アプリを米国アプリストアから排除する
3)クリーン・アプリ: 信頼できるアプリを信頼できない中国製スマートフォンにプリインストールすることや当該アプリストアからダウンロード可能とすることを禁止する
4)クリーン・クラウド:米国市民の最も機密性の高い個人情報及び米国企業の最も価値のある知的財産が、アリババやバイドゥ、テンセントといった企業を通じて、外国敵対者によってアクセス可能なクラウド・システム上で保管・処理されることを禁止する
5)クリーン・ケーブル:米国とグローバルなインターネットをつなぐ海底ケーブルが中国による大規模な諜報収集に悪用されないことを確保する

米国は、われわれのデータを中国共産党の監視国家等から保護するため、他国政府や業界の同盟やパートナーに対してもこの動きに加わるよう求めていくとし、市民のデータを守るクリーン要塞を構築することは米国のすべてのセキュリティを確保することにつながるとしている。

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