デジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は、7月30日、サンダーランド、プレストン、リバプール、マンチェスター、ブライトン、サフォークにおいて、英国の産業にとって革命的な高速接続は何を可能にするかを実験するプロジェクトが開始されることを公表した。これらのプロジェクトは、5Gテストベッド・トライアルプログラム(5GTT)の一部である「5Gクリエイト」プログラムを通じた3,000万ポンドの一部を受け取ることとなる。例えば、プレストンでは、5Gを活用したスポーツ番組の提供実験、マンチェスターでは、大気汚染や渋滞を緩和するためにAIでコントロールされた信号機の利用の実験、ブライトンでは、5Gを使った遠隔の音楽祭の実験が行われる。また、リバプールでは、低所得の家族向けに、5Gネットワークを活用したビデオ遠隔診療を行う。また、サンダーランドの日産の工場では、自動トラックの利用を通じた、5Gによる生産性の向上を見る。なお、プレストンの実験では、5GTTのプログラムで初めてサムスン社のキットが使われることが明らかにされた。5Gクリエイトを通じた新たなプロジェクトの第二弾は、秋に公表される予定である。
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