米連邦通信委員会(FCC)は、7月23日、3550~3650MHz帯の周波数免許オークションを開始した。初めての5G向け中域周波数オークションとなる今回は、70MHz分の周波数を「優先アクセス免許(Priority Access License:PAL)」として郡単位で提供する。各PALは、10MHzのアンペアード・チャンネルとして提供され、全国の免許件数は2万2,631件となる。同帯域は連邦政府及び非連邦政府ユーザと共用され、海軍のレーダーをはじめとする既存ユーザが周波数利用の最優先権を持ち、その次にPAL、最後に一般権限ユーザ(General Authorize User:GAA)となる。Multichannel Newsによると、今回のオークションには、AT&T、コックス、シェナンドア・ケーブルTV、ケーブルワン、USSC、ベライゾン、ウィンドストリームなどが参加している。FCCは、2018年10月23日に、3.5GHz帯の市民ブロードバンド無線サービス(CBRS)をより効率よく利用するために規則を改正していた。
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