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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2020.08.04

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  • 韓国

【韓国】韓国版ニューディール総合計画発表。5GとAI活用でデジタル化と雇用創出へ

政府は7月14日、韓国版ニューディール総合計画を発表。文大統領が国民への報告として基調演説を行い、政策の意義や方向を発表し、強力な推進意志を内外に示した。韓国版ニューディールはデジタルニューディールとグリーンニューディールを両軸とし、このうちデジタルニューディールは2020年から2022年までに総額23兆4,000億ウォン(国費18兆6,000億ウォン)、2025年までに58兆2,000億ウォン(国費44兆8,000億ウォン)を投じ、2022年までに39万、2025年までに90万3,000の雇用創出とデジタル化を目指す。この日、デジタルニューディールで進める5つの代表的プロジェクトが発表された。主な内容は次のとおり。

*データダム
*知能型(AI)政府
*スマート医療インフラ
*国民安全基盤施設(SOC)のデジタル化
*デジタルツィン

データダムでは5G全国網を基盤に全産業への5GとAI活用拡大を図る。そのために2021年までに約14万の公共データ全体を開放し公共ビッグデータ分析システムを構築する。分野別ビッグデータプラットフォームも現在の10から30種に拡大し、データ取引と流通活性化を図る。5G網早期全国拡大のため投資の税額控除等民間投資のインセンティブを整備し、デジタルコンテンツ、自律走行車、自律運航船舶等の5G活用サービスを開発し、公共分野から先行的に導入し民間への拡大を図る。AI活用は、スマート工場、スマート建設、医療、スマートファーム等全産業領域で進める。公共分野では感染症、医療、治安等の経済的波及効果と国民の体感度が高い戦略分野において「AI+Xプロジェクト」を進める。AI政府プロジェクトではブロックチェーン・AI・5G・クラウド等の新技術を活用。ブロックチェーン活用モバイル身分証を導入し、必要なサービスを適時にお知らせし対話型で申請などができるAI秘書サービスを導入する。公共部門の有線通信網は5Gに置き換え、小規模電算室で運用中の公共の情報システムは2025年までに官民クラウドセンターに移行。スマート医療インフラ整備では毎年スマート病院3か所を構築し、2025年までに計18か所を整備する計画。

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