移動通信キャリア(SKテレコム、KT、LG U+)3社と警察庁がキャリアの共通認証アプリPASSを利用する形のモバイル自動車運転免許証サービスを6月24日から開始。ICT分野規制サンドボックス制度を活用して導入されたモバイル運転免許証は、国内初のデジタル公認身分証事例として注目されている。PASSの加入者数は3,000万人以上のため早期普及が期待される。モバイル運転免許はブロックチェーン技術活用で警察庁運転免許システムと連携し、警察庁と道路公団に登録された免許写真がアプリに登録される仕組みであり、偽造や変造を防ぐ。また、免許証情報検証のため、警察庁と道路交通公団の運転免許システムサーバまで専用線を構築し全区間暗号化するなどセキュリティを高めている。
モバイル運転免許確認サービスはまず、全国チェーンのコンビニで未成年者確認用身分証として使われる。7月からは全国27か所の運転免許試験場でも運転免許証としての利用が可能となる。警察庁は今後、検問等の現場でのモバイル運転免許活用も検討中。レンタカーやカーシェアリング業界も今後の活用を視野に入れており、世界的にも初となるデジタル運転免許確認サービスの活用分野は段階的に拡大の見通し。
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