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ICTワールドニュース

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2020.06.12

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  • 韓国

【韓国】非対面化とデジタル化を進める韓国版ニューディールの全貌発表

企画財政部が6月1日にまとめた「2020年下半期経済政策方向」で、非対面化とデジタル化を進める韓国版ニューディール政策の詳細も明らかにされた。韓国版ニューディールはデジタルニューディールとグリーンニューディールの二つを軸に構成され、2025年までに総額76兆ウォンを投じて55万人規模の雇用創出を目指す。このうちデジタルニューディールの予算は13兆4,000億ウォンで雇用創出目標は33万人。科学技術情報通信部が中心となって進めるデジタルニューディールの予算8,925億ウォンの内訳も6月3日に公開された。このうち5G関連プロジェクトの予算と概要は以下のとおり。

*5G基盤政府行政網高度化及びクラウド移行(443億ウォン)
行政業務環境を有線から5Gのモバイル環境に置き換えるため5分野で実証プロジェクトと先行導入実施(100億ウォン)
*全産業の5G・AI融合促進(1,371億ウォン)
MEC基盤の5G融合サービス発掘及び公共先導プロジェクトに400億ウォン投入。国民の関心が高いサービスや非対面サービス、産業的波及効果が高いサービスモデルを発掘し、公共領域で5種を試験的に挿入する。インフラ構築面では、5GネットワークやMEC整備、デバイス等サービス提供に必要なインフラ構築事業5件を並行して進める。
*AR/VRコンテンツ制作支援(200億ウォン)
非対面サービス等で活用する5Gベースのコンテンツ制作を支援

デジタルニューディールにはこのほかに、非対面サービス・産業育成(175億ウォン)、公共無料Wi-Fiアップグレード及び拡大等の施策が盛り込まれた。韓国版ニューディールは今後、追加プロジェクトを補完したうえで7月中に総合計画をまとめる予定。

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