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ICTワールドニュース

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2020.05.22

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  • ドイツ

【ドイツ】ドイツテレコムとSAPによる新型コロナ追跡アプリ、6月中旬から提供予定

ソフトウェア開発大手SAPは5月15日、ドイツテレコムと共同で、新型コロナウイルス感染症の感染経路追跡アプリを6月中旬から提供することを発表した。SAPがアプリ開発とプラットフォーム運用を、ドイツテレコムがネットワーク運用を担当している。同アプリは、ユーザの近接状況を自動記録し、過去に感染者と接触したグループに感染の可能性があることを通知するもの。具体的には、アプリをインストールしたスマホ間で、Bluetoothにより、近接距離にいる時間と距離に関するデータを匿名化して交換する。アプリのアルゴリズムが接触時間をもとに感染の可能性があると判断した場合には、データが端末内に記録される。ユーザの一人が陽性と診断された場合には、同ユーザがアプリに診察結果を入力し、感染者と近接位置にいた全てのユーザに感染リスクに関する通知がなされる。通知を受けるユーザには、接触時期、接触場所、接触相手などの情報は提供されず、個人情報が保護される。

このアプリにより、ユーザは公共交通機関等で見知らぬ感染者と接触している場合でも感染リスクを知ることができる。また、医療機関は、感染経路調査の負担を軽減できるほか、優先的に感染検査を行うべき受診者を選定するなど検査管理の改善を図ることができる。なお、アプリはオープンソースとして公開され、ソフトウェア開発者からの提案を受けて改善を図るとしている。

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