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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2020.03.24

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【米国】保健福祉省、個人の医療データ共有を容易にする規則を発表

保健福祉省(HHS)は3月9日、個人が自身の医療記録にデジタル形式でアクセスできるようにすることを義務付ける規則を発表した。データの共有形式が統一されることで、個人が医療データをアプリや医師、病院と容易に共有できるようになると見られているが、患者のプライバシー保護を巡る議論が活発化することも予想される。規則は主に、病院や診療所から投薬や検査結果等の情報にデジタル形式でアクセスすることを認められたアプリ開発者やその他事業者の技術的標準を定めるもの。これにより、消費者が医師、病院、保険会社からのデータをスマートフォン上で一つにまとめることが可能になる。規則には、医療関連アプリにより広いプライバシーポリシー開示を義務付ける対策が盛り込まれていることから、アップル、グーグル、マイクロソフト等のテクノロジー企業や、個人の医療データを自由に共有できないことを不満としてきた一部の消費者団体は支持を表明している。

一方、テクノロジー企業の医療分野への進出で、データ保護への関心も高まっている。米国病院協会(AHA)等は今回の規則について、プライバシー保護対策が不十分であり、患者のデータが不正に利用される可能性があるとして反対を表明している。

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