既存の有料TVサービスのストリーミング・サービス版となるAT&Tの「AT&T TV」は、3月2日、昨年夏・秋から13地区で行っていたテストを経て、全国提供を開始した。 新サービスは、光ファイバ・インターネット・サービスとのバンドルで契約初年度は月80ドル(TV、インターネットそれぞれ月40ドル)。利用には2年契約への加入が必要で、料金は13か月目から、TVサービスだけで月93ドルになる。この他、地域スポーツ・ネットワーク視聴や、セットトップボックス(STB)レンタルには、別途料金がかかる。既存の有料TVサービス的な制限を持つ「AT&T TV」だが、Android TVベースで独自に開発されたSTBは、グーグルプレイで配布されているアプリは全て利用可能であるため、グーグル・アシスタントやホームオートメーション機能も利用可能となっている。この新サービスは、「AT&T TV Now」に取って代わるもので、「AT&T TV」の提供開始に伴い、AT&TはディレクTVの衛星放送サービス縮小も始めると見られている。
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