科学技術情報通信部が1月21日にモバイルキャリア最大手SKテレコムの固定通信子会社SKブロードバンドとCATV大手Tbroadの合併を条件付きで承認。合併の最終関門となる科学技術情報通信部の承認は、1月20日に放送通信委員会の事前同意を得た上でゴーサインとなった。科学技術情報通信部では、審査委員会の審査結果と放送通信委員会の意見を総合し、合併法人とCATV事業者に対する最大出資者変更に対する条件を付加。合わせて、公正競争、利用者便益、地域性強化、雇用安定等に関する条件をつけ、IPTV事業者によるCATV合併でおこりうる副作用の最小化を図る。さらに、メディア産業発展のためのコンテンツ投資規模拡大や共存協力に関する条件も付けられた。SKブロードバンドとTbroadの合併は4月末を予定しており、今後は合併会社の上場が注目の的となる。
これに先立ち、総合通信キャリアLG U+によるCATV首位CJハロービジョン(現LGハロービジョン)の合併が実現。これにより、国内有料放送市場のシェアはKTグループ(IPTV・衛星)31.3%、LG U+グループ24.72%(IPTV・CATV)、SKブロードバンドグループ(IPTV・CATV)24.3%となり、通信キャリア中心の再編が実現した。
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