連邦通信委員会(FCC)が12月10日から開始した5G用ミリ波帯周波数オークションは、6日目となる17日に入札総額が30億ドルを突破した。17ラウンドを終了した時点での入札総額は14億875万8,900ドルであった。オークションの対象となっているのは37GHz帯上域、39GHz帯、47GHz帯の合計3400MHz幅で、一度に開放される帯域としては最大規模となっているが、入札者は前回の38社から35社に減少している。これまでに目立つ入札をしている事業者としては、ウィンドストリーム、T-モバイル、USセルラーが挙げられる。
今回のオークションは、周波数免許に入札するクロックフェーズと、落札者に具体的な周波数を割り当てるアサイメントフェーズの2段階に分かれている。MHz/POPあたりの価格が前回オークション時よりも低くなるとの予想もあるが、クロックフェーズの落札総額が前回の24GHz帯オークション時の総額20億ドル弱を上回るのはほぼ確実とみられる。
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