バイアコムとCBSは両社の合併が完了し、バイアコムCBSが正式に誕生したことを発表した。この新会社は、米国TV視聴者の22%を掌握。コンテントに年間130億USD以上を投資する巨大メディア企業となる。バイアコム、CBSは、いずれもレッドストーン一族が支配する企業で、新会社の会長に就任するシャリ・レッドストーン氏が合併を推進していたと伝えられている。両社は、1999年に一度合併しているが、2005年にレッドストーン家の意向で分割。この時は、まだ成長株だったCATVネットワークを旧来の地上波放送事業であるCBSから切り離すことが目的だった。しかし、CBSは、その後も視聴率の高いネットワークとしての地位を維持。地上波再送信料などで巨額の収入を得るとともに、ストリーミング・サービスにも進出。一方、バイアコムは、デジタル・エンタテインメントに若い視聴者を奪われ、苦闘を強いられていた。
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