ウォルト・ディズニーは11月12日、新しいストリーミング・サービス「Disney+」の正式提供を開始した。同サービスは米国、カナダ、オランダで提供されており、月額6ドル99セントで500本の映画と7,500本のTVエピソードを視聴できる。翌13日には加入者数1,000万人を達成し、好調なスタートを切った。一部のベライゾン加入者に同サービスを1年間無料提供するプランが今回のスタートダッシュにかなり貢献したと見られているが、月額料金が実質4ドルになる割引等も実施されているため、ディズニーに実際にどれほどの収益がもたらされるかは現時点では不明である。同社は、2024会計年度末までにDisney+の加入者数が6,000万~9,000万人に成長し、この時点で同サービスが黒字に転換すると見込んでいる。メディア大手各社は、従来のテレビ事業がコードカッティングの影響で縮小していることを受け、ストリーミング・サービスに目を転じている。ディズニーに続いて、AT&Tやコムキャストもそれぞれのストリーミング・サービスを提供開始する計画である。
米国・市場に関する詳しい情報はこちらへ