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ICTワールドニュース

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2019.11.12

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  • 米国

【米国】パイFCC委員長、米国の5G競争優位を強調

アジト・パイ連邦通信委員会(FCC)委員長は11月5日に出席した外交問題評議会(Council on Foreign Relations:CFR)の会合で、米国は5G技術の展開で他国よりも優位な立場にあるとの見方を示した。一部調査会社は5G接続回線数では中国が米国を上回っていると予想しているが、パイ委員長は米国が5G競争で勝利しているとの見方を取っており、FCCは「5GFAST(Facilitate America's Superiority in 5G Technology)Plan」の下、より多くの周波数を5Gに開放する、電気通信事業者のインフラ構築を容易にする、光ファイバ敷設の規則を現代化するなど、米国の優位性を維持するための対策を進めていると説明した。

その一方で、ファーウェイの脅威についても改めて強調し、ユニバーサルサービス基金(USF)からの補助金をファーウェイ製品購入に用いることを禁止する案の妥当性を主張した。ファーウェイ製品を使用している米国パートナー国とは、電気通信サプライチェーンの安全について協議を続けていくという。また、ネットワークを保護する方法としては「仮想化」を挙げた。「仮想化」はソフトウェアで多くのことを処理するもので、中国ではなく米国が得意とする技術である。民主党のローゼンウォーセルFCC委員はネットワークをソフトウェア・ベースで運用することを推進しており、「海外の安全でない機器にネットワークを接続する際には注意する必要がある。ネットワークの無線アクセス部分を仮想化するなど、世界各国の脆弱性を抱える機器との接続に耐えられるネットワークを構築する方法について研究を始めなければならない」と述べている。

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