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中国通信機器大手ファーウェイは11月5日に開催した「Eco-Connect Europe 2019」会議において、欧州におけるAIエコシステム計画を正式に発表した。同社は同計画に5年間で1億EUR（約120億円）を投資する予定で、自社のAIチップセットAscendシリーズ製品を活用し、欧州の主要業界団体、開発者20万人、独立系ソフトウェアベンダー（ISV）500社、50の大学および研究機関に対する支援を実施する。同計画における4大イニシアティブは以下のとおりである。

＊欧州AIアライアンスおよび欧州電気通信標準化機構（ETSI）と協力し、AI倫理及びセ
キュリティに関する規則や標準を改善する。
＊ISVパートナーとの共同ソリューション開発を行う。AI機能を備えたミュンヘン及びパ
リのオープンラボにおいてハードウェア開発、ポーティング、合同マーケティング等を
支援する。
＊Ascend開発者コミュニティの構築をベースにしながら、コンテストやオフライン技術
サロン開催などによって技術支援を行う。
＊提携している大学や研究機関に対してAscend製品を活用したAI関連講座や教材を提供
し、アルゴリズムモデル開発や基本アプリケーションのための共同研究所を設立する。