公正取引委員会は8月20日、SKテレコムと地上波放送3社のOTTプラットフォームの合併を差別行為禁止等の条件付きで承認。SKテレコム系列の固定通信キャリアSKブロードバンドはモバイルIPTVサービス「オクスス」を、地上波3社連合は「POOQ」をそれぞれ提供中。両サービス統合のため、SKテレコムと地上波連合が合弁会社のコンテンツ連合プラットフォーム(CAP)を4月に設立し、CAPがオクススを買収する内容の企業結合審査を公取に申請していた。公取の承認を受け、CAPはオクススとPOOQを統合して9月から国内最大となるOTTサービスwavveを開始する。wavveは今後ネットフリックスやディズニーと競争することになる。
Wavveの月額サービス料は最低7,900ウォン(1回線・HD画質)からで、国内外の放送コンテンツや映画を無制限で視聴でき、ネットフリックスの料金水準よりも安い。一方、wavveのサービス開始当初は国内メディア最大手CJ ENMからのコンテンツ供給が無い。コンテンツ力がますます重要となる中、CJ ENMからの協力を得られるかが特に今後の海外展開において大きなカギを握る。
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