エリクソンは、北米の5Gネットワークで使われる高度な無線アンテナ・システムを完全オートメーションで製造する同社初のスマート工場を米国内に建設する計画を明らかにした。建設地は未定だが、同社はこの計画に約1億ドルを投資し、第3四半期の着工を予定している。アジト・パイFCC委員長は、この発表を歓迎する声明を発表。「エリクソンが、2020年初頭に5G無線機を製造する新工場を、米国内に建設することを称賛する。米国内での5G製造は、我が国の経済、サプライチェーンにとって有益であり、米国内の次世代無線コネクティビティを迅速に展開していく上でも良いことだ」としている。エリクソンは、これまでジャビルと製造提携を結んでいたが、今回の新工場建設でこの提供は解消されると見られる。エリクソンは、「2020年初めに運用開始する当社初の完全オートメーションのスマート工場の開設で、次のステップに踏み出す。この工場で、米国内での全ての製造業務を行う」としている。米国政府は、次世代通信機器を作る各社と、その製造を中国外に移せないか協議していると伝えられており、今回のエリクソンの発表もこの報道と時期的に一致する。
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