移動通信最大手SKテレコムとソウル市が自律走行精密地図技術開発と実証事業実施で契約を締結。両者は市内バスとタクシー1,700台にADAS(Advanced Driver Assistance Systems、先端運転者支援システム)を搭載し、次世代スマート交通システム(C-ITS)実証区間のHDマップアップデート技術開発で協力する。今回進める事業でソウルは公共交通分野に5Gを導入する世界初の都市となる見込み。ちなみに、海外ではシンガポールが早ければ2020年から路線バスに自律走行技術を導入して5Gバスを導入する計画が知られている。
5G ADAS搭載バスやタクシーは今年下半期から試験場ではなく実際の公道を走ることになる。第一弾として世宗大路、江南大路、南山1・2号トンネル、新村路などの市内主要道を合わせたC-ITS実証区間121.4㎞を走行するバスと一般タクシー計1,700台に5G ADASを取り付ける。今後ADAS搭載車両を5,000台に拡大し、ソウル全域の道路交通情報をアップデートする予定。システムから収集されたデータ活用でADAS搭載車両の事故予防につながることが期待される。このためSKテレコムはC-ITS全区間に自律走行に最適化された5Gインフラを年内に構築完了する予定。
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