トランプ政権とFCCは4月12日、米国内の5G整備を加速化させる計画を発表した。FCCはこの計画の下、高周波帯のかなりの部分を5G向けにオークションで提供する予定。アジト・パイFCC委員長によると、12月10日から始まるオークションでは、ミリ波帯から最大3.4GHz分の周波数が提供されるという。FCCはまた、今後10年間でルーラル地域のブロードバンドを拡大し、一般世帯・小規模事業者など最大400万戸を新たに高速インターネットに接続するために200億ドルを支給する「ルーラル・デジタル機会基金(Rural Digital Opportunity Fund)」を創設することも提案した。この基金は、公示、パブリックコメント募集期間を経て、年内に創設される予定である。FCCがオークションにかけるミリ波帯は、現在未使用の37GHz帯、47GHz帯と、一部をAT&Tとベライゾンが所有する39GHz帯の3つ。FCCは12日の定例会合でオークション手続きを策定する作業を開始した。
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