中国移動は4月11日、海南省三沙市(市政府の所在地は永興島)で初の5G基地局を開通。これにより、同社の5G信号が中国の最南端までカバーした。初の5G基地局は西沙永興船務センターに設置され、主に2.6GHz周波数帯を利用、ユーザの下り最大通信速度が1.7Gbpsになることが確認された。永興島では4月12日、中国移動の5Gネットワーク信号を通じて、1台の超音波検査ロボットが三亜市の医者の制御を受け、遠隔超音波検査の試験を成功裏に実施した。他方、中国移動北京支社は4月13日、北京市の5G試験ネットワークにおいて5G携帯電話による初の通話に成功。今回の通話は、従前の4GネットワークをアップグレードしたNSAコアネットワークとIMSネットワークを利用、SIMカード及び携帯電話番号を交換せずに5G携帯電話間の通話を実現した。中国移動北京支社は4月9日、コアネットワーク設備のNSAバージョンアップを実施、バージョンアップ後のコアネットワークとIMSネットワークが5G機能を有するようになり、5G端末の接続に対応する。
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