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ICTワールドニュース

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2019.04.02

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  • 米国

【米国】アップル、ストリーミング・サービスやクレジットカード等の新サービス発表

アップルは3月25日に開催されたスペシャルイベントで、複数の新サービス・製品を発表した。中でも目玉となったのは、オリジナル番組を配信する「Apple TV+」と、ShowtimeやHBO、Starzなどのストリーミング・サービスから加入するものを個々に選択できる「Apple TV Channels」である。「Apple TV+」は地上波の人気番組を配信しない代わりに、スティーブン・スピルバーグ等によるオリジナル・コンテンツをフィーチャーし、今年秋より提供開始される予定である。なお、「Apple TV Channels」で提供されるストリーミング・サービスの中にネットフリックスは含まれていない。

「Apple TV Channels」と「Apple TV+」を利用できる新しい「Apple TV」アプリが、ロクやソニー、アマゾンといったライバル各社のデバイスやサムスン、LG、ビジオのスマートTV向けに提供されることも明らかにされた。その他、アップルがゴールドマン・サックスやマスターカードと作ったクレジットカード「Apple Card」も発表された。このカードは同社決済サービス「Apple Pay」と連携され、Apple Payが使える場所であれば世界中どこでも利用可能となる。Apple Payに対応していない店やサービスでは、チタン製のカードをクレジットカードとして使うことができる。物理的カード自体にはカード番号などは一切記載されておらず、支払履歴はiPhoneのWalletアプリから管理することができる。カードにはキャッシュバック・リワードが用意されており、カードを使ったApple Payの支払いには1日単位で2%、Apple StoreやApp Storeといったアップルの提供サービスでは3%がキャッシュバックされる。また、年会費や国外決済手数料、延滞料などは不要で、ユーザー・データをパートナーや広告主と共有することもないという。

さらに、月額9ドル99セントで300以上の雑誌・新聞が読み放題の「Apple News+」、100以上のゲームが定額でプレイできるゲーム・サブスクリプション・サービス「Apple Arcade」も発表された。ティム・クック同社CEOは、これらのサービスを同社の既存製品ミックスを拡大するものと位置付けている。ハード、ソフト、サービスの統合でアップルに勝る者はいないと自信を見せた。

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