[HTML]
H1

ICTワールドニュース

コンテンツ

研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

お知らせカテゴリー表示
国名等選択
お知らせ年度表示
掲載年選択
お知らせ表示

2019.03.04

  • ICTワールドニュース
  • 中国

【中国】華為技術等中国メーカーがMWC2019で5G端末一斉発表

華為技術(Huawei)等中国企業各社は2月24日、Mobile World Congress(MWC)2019の開催に合わせて、5G端末等を発表した。華為技術は、折り畳み5Gスマートフォン「HUAWEI Mate X」を発表した。携帯電話とタブレットの2つの形態を有し、折り畳むと6.6インチのスマートフォン、開くと8インチのタブレット(厚さは5.4mm)になる。プロセッサ「キリン980」のほか、業界初の7nm工程を利用したマルチモード5G端末チップ「Balong 5000」を搭載、1つのチップで2G/3G/4G/5Gに対応。下り速度は最大4.6Gbps(6GHz以下。理論値)を実現、SA・NSA双方に対応する。世界販売価格は2,299ユーロ(約28万8,876円、8GB+512GB)で、2019年央の発売予定。また、同社は、現時点で世界最小、4G/5G、同社のスマートホームのプロトコル「HUAWEI HiLink」に対応する5G CPE Pro(ユーザ宅内据置き型ルータ)も発表した。

OPPOは、同社初、クアルコムのSnapdragon 855プロセッサを内蔵する5G携帯電話を展示。また、スイスコム、シングテル、テレストラ、オプタスの4通信事業者と「OPPO 5G Landing Project」を始動、2019年上半期に同社5G携帯電話を欧州、オセアニア、アジア等で販売するという。小米(Xiaomi)は、欧州向け5G携帯電話「MIX3」を発表、販売価格は599ユーロ(約7万5,266円)。MIX 3は、クアルコムのSnapdragon 855プロセッサのほか、Snapdragon X50 5Gモデムの追加により5G通信をサポートする。TCLは、折り畳みスマートフォンを発表。開いた時のディスプレイサイズは7.2インチで、解像度は2048×1536、枠全体の90.73%がディスプレイ。ディスプレイはTCL集団傘下の華星光電が製造、閉じた時に、ディスプレイが外に出るタイプ(華為技術)ではなく、中に隠れるタイプ(サムスン)となっている。同社としては、中国市場は大手以外のブランドにとって、ユーザの注目及び市場シェアの獲得に小さくないチャレンジがあると考えており、国内の通信事業者とのカスタマイズ(携帯電話)での協力に専念したい考え。

中国・市場に関する詳しい情報はこちらへ