華為技術(Huawei)はこのほど、タイで5Gテストベッドを始動した。同テストベッドは、バンコクから約90km東南のChon Buri試験基地にある。同基地は、タイ政府が450億ドル(約4兆9,912億円)を投じる「東部経済回廊(EEC)」プロジェクトの中心で、ノキア、エリクソンのほか、タイの通信事業者も同基地に5Gラボを設置している。情報筋によると、華為技術は現在、タイで5G契約を締結していないが、通信事業者のAIS(Advanced Info Service)、TRUE等と協議しており、2020年12月に同国全域で5Gをリリースするまでには、現地でパートナーシップを確保するという。EECプロジェクトはタイ政府が経済成長を推進する政策の中核であり、華為技術は、同プロジェクトにおいて2,250万ドル(約24億9,560万円)のクラウドデータセンターを設立、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、京東(JD.com)等もEECに投資する意向を示している。
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