2019年は5Gが本格化する市場も出てくる一方で、10年後を見据えてさらに次世代のモバイル技術である6G開発に向けた取り組みも複数出てくることが予想される。韓国ではLG電子とKAIST(韓国科学技術院)が6G研究センターを1月28日にオープン。研究所は大田市のKAIST INSTITUTE内に設立され、初代研究センター長としてKAIST電気工学部のチョ・ドンホ教授が就任。6G技術開発に向けて産学連携を進めることにより次世代移動通信基盤技術の主導権確保を狙う。LG電子は6G研究センター設立を契機として世界標準化を主導し、これを活用した新ビジネス創出機会を確保する方針。米特許分析機関TechIPMによると、LG電子は4G標準特許部門で2016年までの5年連続で世界第一位であり、自律走行車の中核技術Cellular V2X規格を世界に先駆けて提案し標準化するなど移動通信分野でのグローバル技術主導権確保に力を入れている。
韓国・市場に関する詳しい情報はこちらへ