12月1日から5G商用周波数利用が開始されて以降、キャリアの5Gサービス戦略が輪郭を現しつつある。5G対応スマートフォンの発売は2019年3月だが、各社はモバイルルーター活用のB2Bサービスの導入を始めている。総合通信キャリアLG U+トップのハ・ヒョンフェ副会長は12月19日開催の懇談会で5G市場における主導権確保戦略を発表。5Gで先行する三要素として、ネットワーク、サービス、マーケティング戦略が明らかになった。
まず、5Gネットワークでは、対応スマホ発売時点の来年3月末にソウル・首都圏主要地域と広域市でライバルよりもカバレッジで先行する戦略。現時点ではキャリア3社中最多の5,500基の5G基地局を構築済み。サービスでは、自律走行、スマートファクトリー等のB2B分野から事業化を進める戦略。まず、自動車会社との協業で、5Gの低遅延を活かした精密測位の自律走行用ダイナミックマップを2019年に投入する予定。スマートファクトリーではLG電子、LG CNSと物流ロボット遠隔制御、工場管理遠隔監視システムを開発して現在テスト中。B2CではVR/AR等活用の映像系サービスを準備中。12月19日から各種広告での5Gキャンペーンも本格的に開始した。
SKテレコムは12月20に5Gスマートファクトリー拡散戦略を発表し、中小企業向けのスマートファクトリー化ソリューションパッケージを発表。同時に国内外の有力企業19社との5Gスマートファクトリーアライアンス立ち上げも発表している。
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