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フィンランドの電気通信機器メーカーであるノキアは10月25日、インド南部に位置する同社チェンナイ工場において、5Gの新しい無線方式（5G New Radio：5G NR）に対応する設備の製造を開始したことを発表した。ノキアの調査によれば、インドでは、モバイルデバイスを介してモバイルネットワーク上で消費されるデータ通信料はユーザ一人あたり月平均7.4GBと、英国や韓国、フランスの先進国市場を上回っているという。世界におけるモバイルデータ通信料は近年劇的に増加しており、5G時代にはさらに増加することが予想されるが、そのような中で、ネットワーク容量の増大、ユーザ・スループットの向上、レイテンシの短縮といった面から5G NRには期待が寄せられている。ノキアのチェンナイ工場は、5G NRネットワークが導入され次第、3GPP 5G New Radio Release 15 規格に準拠した5G NR設備の出荷を開始する予定である。