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ブロックチェーン企業のPundi Xは10月9日から10日にかけて開催された「XBlockchain Summit」において、ブロックチェーン技術を活用したスマートフォン「XPhone」を発表し、世界初のブロックチェーンによる通話デモを実施した。 既存のスマートフォンや携帯電話は通信事業者を経由する必要があるが、XPhoneは「Function X」と呼ばれるPundi Xが独自開発したシステム上で動作するように設計されているため、それを必要としないだけでなく、分散型アプリケーション（DApps）の公開機能も備えている。同社CTO のピット・ファン氏が「完全に非中央集権化されたソリューション」と表現するFunction Xのエコシステムでは、従来のHTTPプロトコルとは異なり、各デバイスを個々のノードとしてつなぐ仕組みが採用された。具体的には、各デバイスにノード名にリンクしたアドレスとプライベートキーを振り分け、通信に関する記録をURLやIPアドレスではなく、ノード名に紐付ける。このようなエコシステムによって、傍受されない通信を保障するほか、シェアされたデータへの直接的なアクセスをユーザに提供することが可能になるという。XPhoneは現在試験段階にあるが、2019年第2四半期に一般リリースされる予定である。