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ICTワールドニュース

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2018.09.14

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  • 韓国

【韓国】郵便局、小規模店舗向けのスマホQR・バーコード決済サービス9月から開始

郵政事業本部がスマホ活用ポストペイモバイル決済サービスを9月3日から開始した。もともとカード利用率が高い韓国であるが、さらなるキャッシュレス化進展に向けて様々なモバイル決済サービスが相次いで登場している。こうした中、中小・零細事業者向けの手数料負担無しのQRコード決済導入に向けた関心が高まっている。ポストペイモバイル決済サービスは、QRコード又はバーコード活用のスマホ決済で、利用者の郵便局口座から引き落とされる方式で、クレジットカードよりも手数料は割安に設定。特に、年間売上5億ウォン(5,000万円)未満の小規模加盟店は決済手数料無料である。

サービスはまず、郵便局窓口とコンビニCUに導入される。利用の際はスマホにアプリをダウンロードして簡単な認証プロセスを経て、郵便局口座を登録する。決済時はスマホで決済用バーコードを選択して店舗に提示すれば、店舗側でバーコードをスキャンする方式(QRコード選択の場合は若干プロセスが異なる)。11月までにポストペイを利用する顧客には百貨店や郵便局の商品券などがあたるキャンペーンが展開中。ポストペイは9月中の試験運用期間を経て、10月から加盟店申請を受けつけて本格サービス化される。

一方、加盟店舗の手数料無料をうたう金融口座引き落としのQRコード・バーコード方式モバイル決済は、郵便局以外に、中小ベンチャー企業部やソウル市なども導入を宣言している。このような官製モバイル決済の相次ぐ参入を過度な政府の市場介入と批判する向きもある。さらに、既にカード決済に慣れた韓国の消費者が、銀行口座引き落とし式の決済をどれだけ活用するようになるかが今後のカギを握る。

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