科学技術情報通信部(部は省に相当)はブロックチェーン初期市場形成とグローバルな技術力確保のための「ブロックチェーン技術発展戦略」を6月21日にまとめた。戦略の主な内容は次のとおり。
*初期市場形成
2018年度に畜産物履歴管理、個人通関、不動産取引、オンライン投票、国家間電子文書流通、海運物流の6分野で実証事業推進。
*技術力確保
ブロックチェーン技術開発ロードマップを策定。民間向けにテストベッドと信頼性評価サービスを提供するブロックチェーン技術支援センター構築。
*関連産業活性化基盤整備
専門家育成のためブロックチェーン研究センター指定を拡大。サービス導入の障害となる規制改善に向けた研究グループ立ち上げ。
韓国では金融分野から始まったブロックチェーン導入の取りくみが、現在公共分野で本格化している。科学技術情報通信部は広範な分野でのブロックチェーン活用を目指して昨年から実証事業を開始。これらの施策により、2022年までにブロックチェーン技術レベルを最先進国の90%に引き上げ、専門人材1万人を育成し、国際競争力を持つ専門企業100社以上の出現を狙う。
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