2018.01.22
【中国】通信キャリア3社、5Gへの取組みを紹介
主要3通信事業者は1月16日、IMT-2020(5G)推進グループが主催した「5G技術研究開発試験第3段階仕様発表会」において、各社の5Gへの取組みを説明した。各社の主な内容は以下のとおりである。
【中国移動(中国移動研究院の黄宇紅副院長)】
*5G試験の計画としては、2018年第1-3四半期に5G技術試験の第3段階に参画、2018年第3四半期から2019年第3四半期に5G技術試験を踏まえて、5G技術を成熟化、R15標準を策定、商用化を準備する。
*具体的な目標は以下のとおり。
① 2018年第1四半期に5都市で試験ネットワークを構築(重要技術の応用や商用化向けの検証も実施)
② 2019年第1四半期に特定のユーザーが商用を目指す端末を用いて典型的業務をテストするとともに、12都市で5G業務を試行、中国の建国70周年記念日の際に5Gのアプリケーションを展示する。
【中国聯通(ネットワーク建設部の馬紅兵副総経理)】
① 既に工業・情報化部に7都市での5G試験について申請済み
② 上海市、深セン市での屋外試験環境の整備が完了
③華為技術(Huawei)、中興通信(ZTE)、ノキアと協力して、5G携帯電話のプロトタイプの実験室及び屋外の性能検証を完了
【中国電信(技術部の沈少艾副総経理)】
① 5Gは最初にeMBB(大容量・超高速通信、enhanced Mobile BroadBand)業務を提供
② 優先的にSA(Standalone)ネットワークを構築
③ 5Gの音声通話の実現方式は、4G VoLTEが有力