2018.01.15
【米国】グーグル、「スマート・ディスプレイ」製品販売で4社と提携
Amazonは、デジタル・アシスタントの「Alexa」を搭載し、タッチスクリーンを備えた「Echo Show」の販売を開始しているが、グーグルもこれに対抗し、JBL、LG、レノボ、ソニーと提携して、同社が「スマート・ディスプレイ」と呼ぶ同様の製品を発売することを発表した。グーグルとAmazonは、これまでディスプレイを持たないスマート・スピーカーで競合してきたが、グーグルのスコット・ハフマン副社長は、ディスプレイがあることでグーグル・アシスタントがより有効に働く場面があると述べている。
スマート・ディスプレイは、スマート・スピーカーと同じように音声で照明や家電製品などを操作できる他、デジタルフレームやTV電話に利用することもできるが、最も大きなセールスポイントは動画を視聴できることにある。なお、動画視聴に関しては、AmazonがEcho Showを提供開始した6月時点ではYouTubeが視聴できることが最大のセールスポイントのひとつであったが、グーグルは9月、Echo Show端末でのYouTube動画視聴が同社の利用規約に違反しているとしてYouTube動画をEcho Showから引き上げた。その後、AmazonはEcho ShowでのYouTube対応を再開したが、12月に再びグーグルがYouTubeを引き上げた。グーグルは、AmazonがEコマース・サイトで一部グーグル製品を取り扱わないことに不満を示しており、その中にはNest製品やChromecastが含まれていた。