2017.12.27
【韓国】ブロックチェーン活用電力取引・電気自動車充電試験サービス開始
科学技術情報通信部と韓国電力公社が、ブロックチェーン活用の電力直接取引及び電気自動車充電サービスの構築完了を12月5日に発表。電力直接取引に対応するため、2016年から政府が法的根拠を整備し、実証事業を進めているところ。今回開発された電力取引プラットフォームを通じ、リアルタイムで最適な電力消費者とプロシューマーをマッチングし、エネルギーポイントとして即時の取引が可能となった。12月から韓国電力の人材開発院内の建物9か所とソウルの団地2か所を対象に試験サービスが運用され、成果を見ながら実証地域を拡大する計画。
韓国でのブロックチェーン活用の試みは金融分野を中心に広まり、2017年は非金融分野での活用に向けた実証事業が拡大した。科学技術情報通信部は2018年度のブロックチェーン関連予算を単独で87億ウォンを確保。民間のニーズに対応した実証事業をさらに拡大する方針。