2017.06.22
【中国】アリババのクラウドサービス、インドに進出し、アマゾンのAWSと競争
阿里巴巴(アリババ)クラウド事業の阿里雲は、同社技術大会の「2017雲栖大会上海サミット」において、インドでデータセンターを建設することを発表した。アマゾンのクラウドサービスのAWSは2016年6月、インドのムンバイでデータセンターのサービスを開始、マイクロソフトのクラウドサービスのAzureもインドに進出、南部、中部、北部に3拠点を構築した。今後、インターネットの成長が期待されるインドにおいて、阿里巴巴とアマゾンの競争が避けて通れないと予想されている。
また、阿里巴巴は、インド通信事業者のタタ・コミュニケーションズと協力関係を結び、ソフトウェア、ハードウェア上の接続、ユーザー資源の共有を目指している。AWSは現在、16の地域でインフラを設置した。一方、阿里巴巴は、中国で6つのデータセンターを持っているほか、アメリカ、ドイツ、日本等の17地域をカバーしている。なお、阿里巴巴は、電子商取引及び物流分野において発足したばかりのため、アマゾンに及ばないが、モバイル決済分野において優位性を持っている。