2017.06.22
【米国】ブロックチェーン基盤の決済サービス企業サークル、欧米間無料国際送金サービス開始
ブロックチェーン技術をベースにした決済サービスを提供するサークル・インターネット・ファイナンシャルは、6月14日、オンライン国際送金サービスの提供を開始した。同サービスは、米国と欧州間で即時、無料で金銭をやり取りできるもので、ブロックチェーン技術の一種である「イーサリアム」をベースとしている。スマートフォンから電子メールのように素早く、簡単に送金が可能としており、現在、米ドル、英ポンド、ユーロに対応。為替手数料もかからない。
サークルは、2016年には10億ドルを超える決済を処理しており、5月までの1年間でユーザー数は10倍以上に膨れ上がっている。同社には、ゴールドマン・サックス・グループやバイドゥが出資。同社は、決済サービスで利益を上げることは考えておらず、その予定もないとしている。同社は、ビットコインなどの電子通貨取引で利益を得ており、先月だけで8億ドル以上の資産を取引しているという。