2017.05.22
【中国】中国電信と阿里巴巴、戦略的協力合意書を締結
中国電信と阿里巴巴(Alibaba)は5月13日、戦略的協力合意書を締結、良好な業務協力基礎及び各自の分野における豊富な経験及びリソースに基づき、全面的かつ戦略的協力パートナーシップを構築する。中国電信の楊傑董事長及び阿里巴巴の馬雲董事長が立ち会った。合意書によると、双方は電子商取引、インフラ及びセキュリティ、販売サービス、クラウドコンピューティング、支払い、農村向けの販売経路、端末及びIoT、企業調達サービス等の複数分野において協力する。双方は、中国電信のスマート接続、スマート家庭、新型ICT利用、インターネット金融、IoTという5つのエコシステム及び阿里巴巴の新しい小売り、新しい製造、新しい金融、新しい技術、新しいエネルギー間のマッチング、協力を推進する。
阿里巴巴は、2016年11月と12月にそれぞれ、中国聯通、中国移動と戦略的協力枠組み合意書を締結した。業界では、通信事業者と阿里巴巴との協力は、通信業にとって良いニュースであり、インターネット企業の革新能力が強く、通信事業者が多数のリソースを抱え、双方が開放的な姿勢で協力すれば、シナジー効果が期待できると受け止められている。