2017.05.22
【米国】マイクロソフト、新しい人工知能(AI)クラウド・サービスなどを発表
マイクロソフトは、シアトルで5月10日から12日にかけて開催される同社デベロッパー・カンファレンス「Build」で、AIや工業用センサを使う新しいクラウド・サービスやデータベース・ソフトウェア・ツールを発表する。新しいAIサービスには、自動翻訳機能を使ってPowerpointに字幕を付けるサービスや、動画内の話者を識別したり、特定の語句やフレーズなどをタグとしてインデックス化できるものなどがある。これらを含めると、同社が顧客に提供するAIサービスは29種類に上る。
サティア・ナデラ同社CEOは基調講演でインターネット・オブ・シングス(IoT) 向けのクラウド・サービス「Azure IoT Edge」を紹介。同サービスは、センサなどからのデータをデータセンターまで送らず、オンサイト処理することでデータ解析にかかる時間の短縮化を図っている。同氏は、AIとインターネット・ベースのコンピューティングを今後の主要な投資分野に挙げている。今回のカンファレンスでは、マイクロソフトのSQL製品をクラウド版に移行できるツール「Azure SQL Database as a Service」の早期開発版や、クラウド・データベース「Azure Cosmos DB」も公開された。